たちかわ歯内治療院
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マイクロエンドはなぜ保険外診療なの?

なぜ自費治療なのか?

日本の社会保障制度は世界的にみても優れた、安心感のあるシステムだと思います。 病気は時として前ぶれもなくやってきますから、保険制度は頼れる存在です。 歯科医療においても日本国憲法 第二十五条 国民皆保険により、「国民の最低限度の生活保障」という目的のもとで行われています。 法律や制度の解釈にはさまざまな角度からの意見がありますが、歯科治療においての最低限度とは一体どのような状況なのでしょうか? もし、良心的な歯医者さんが高度な技術を使って保険制度内で治療しようとすると、診療所を運営することが困難になってしまいます。 保険医療制度の中で決められている制限されたやり方や材料を使って歯科の治療しようとすると、どうしても限界があることは事実です。 当クリニックでは歯内療法に特化した精密でコンセプトのある治療を行っており、患者さんの治療時間も一人一回当たり60~90分程度かけて行います。 保険システムでよく行われる同時に2~3人治療して一日に何十人も治療するようなことは到底できませんので、 一日に施術できる患者さんの人数はどのように頑張っても5~6人であり、自由診療という枠組みで治療を行わざるを得ません。 根管治療のみならず、入れ歯や詰め物などの歯科治療を専門的に行う歯科医師は保険医療システムを越えた高度な歯科医療を提供します。 自由診療とは、保険医療システムでは提供が難しいまたは認められていないやり方や材料を用いますので、治療費が全額自己負担となってしまいます。 そのようなことから、治療を受ける前には十分な説明をさせて頂きましてご同意を得た場合にのみ治療を行っております。

歯科主治医の先生からのご紹介が必要です

当クリニックでは歯内療法に関わる処置以外は行いません。 歯内療法の完了した後には、歯の修復を行わなければなりませんので早急に主治医の先生のクリニックに戻って治療を継続して頂く必要があります。 よって、ご紹介頂いた主治医の先生のクリニックへ必ず戻って頂くことも施術の条件とさせていただきます。 もし、患者様自身が歯内療法の重要性を理解して下さりマイクロエンドの施術を希望される場合には、主治医の先生に一度相談してみて下さい。 当クリニックでは術後の修復処置を行いませんので、どうしても主治医の先生のご紹介がなければ治療ができません。 この点のご理解をお願い致します。 また、患者様からお電話でのご相談を受けることがございますが、現在までの症状や処置内容などが的確に分からず、 なお実際に診査・診断していない状態でのご回答は率直に申し上げると不可能です。 今一度かかりつけの先生とご相談された上でのご紹介を頂き、当院で実際の診査とカウンセリングを受けて頂くことをお勧めいたします。 なお、いろいろな事情がある場合や、主治医の先生がいない場合も想定されますので、そのような場合には一度 連携実績のあるお近くのクリニックにて保険診療の範囲内での診察をお受けになって下さい。 歯科主治医のいない患者様につきましては、治療をお断りしております。


コラム : 現在のところ我が国においてこの分野の専門医制度はありません。 専門医と名乗るのは本当はいけないのでしょうが、事実上の診療態形がそのようになっているということでご理解ください。 欧米諸国では歯内療法専門医という歯科医師が多く存在しますが、日本でも近い将来に制度が整うかもしれません。 我々専門医の認知度が上がることは、すなわち多くの患者様の一般知識と利益につながることと考えております。